港町として発展し、エキゾチックな街並みが魅力的な神戸。
初めての観光なら、とりあえず定番スポットは押さえておきたいですよね。
でも「神戸 観光 定番」でネット検索してみると、30選だとか40選だとか、とても情報量が多いサイトばかり。
それだけ観光スポットが豊富なわけですが、初めてだとどこへ行けばいいのかわからなくなってしまいますよね…。
そんなわけで今回は、神戸の定番観光スポットの中でも特にド定番なスポットを5選に絞ってご紹介します。
1.北野異人館街で異国情緒を味わう
明治~大正時代、貿易の町として栄えた神戸には多くの外国人が住んでいました。
神戸の山手に位置する北野エリアには、かつての外国人の邸宅(異人館)が多く残っています。
エキゾチックな洋館が立ち並ぶ異人館街は、神戸観光では欠かせないド定番スポットです。
2019年現在、公開されている異人館は17館ありますが、特に有名なのは風見鶏の館、萌黄の館、うろこの家の3館。
初めてでどこを見学すればいいかわからない場合は、この3館を選んでおけばまず間違いありません。
風見鶏の館
出典:photolibrary
真っ赤なレンガ張りの外壁が一際目を引く風見鶏の館は、明治42(1909)年にドイツの貿易商ゴッドフリード・トーマス氏の私邸として建てられました。
屋根のてっぺんの風見鶏は神戸のシンボル的存在となっており、神戸銘菓にはパッケージに風見鶏が描かれたものが多くあります。
住所 | 神戸市中央区北野町3-13-3 |
営業時間 | 9:00~18:00(入館は17:45まで) |
定休日 | 6月・2月の第1火曜日(祝日の場合は翌日休) |
入館料 | 500円(高校生以下、65歳以上の神戸市民、障害者等は無料) 2館券(萌黄の館・風見鶏の館) 650円 |
アクセス | JR・阪急・阪神・地下鉄「三宮駅」下車徒歩約15分 新幹線・地下鉄「新神戸駅」下車徒歩約15分 シティーループバス「北野異人館」下車徒歩約5分 |
萌黄の館
風見鶏の館の斜め向かいにある萌黄の館は、明治36(1903)年にアメリカ総領事ハンターシャープ氏の邸宅として建てられました。
その名の通り鮮やかな萌黄色の外壁が人気です。
住所 | 神戸市中央区北野町3-10-11 |
営業時間 | 9:30~18:00(入館は17:45まで) |
定休日 | 2月第3水曜日及びその翌日 |
入館料 | 350円 (高校生以下、65歳以上の神戸市民、障害者等は無料) 2館券(萌黄の館・風見鶏の館) 650円 |
アクセス | JR・阪急・阪神・阪急・地下鉄「三宮駅」下車徒歩約15分 新幹線・地下鉄「新神戸駅」下車徒歩約15分 シティーループバス「北野異人館」下車徒歩約5分 |
風見鶏の館と萌黄の館は共通券がおトク!
風見鶏の館は500円、萌黄の館の館は350円の入館料が必要ですが、2館共通券を利用すれば合わせて650円で入館できます。
個別で購入するより200円おトクになりますよ!
2館共通券は両館の受付で購入できます。
うろこの家
出典:photolibrary
うろこの家は明治38(1905)年に旧居留地に建てられ、大正時代に現在の場所に移築されました。
まるで魚のうろこのような天然石のスレートで覆われた外壁は必見です!
住所 | 神戸市中央区北野町2-20-4 |
営業時間 | (4月~9月)9:30~18:00 (10月~3月)9:30~17:00 |
定休日 | 年中無休 |
入館料 | 1,050円 |
アクセス | JR・阪急・阪神・阪急・地下鉄 「三宮駅」下車徒歩約20分 新幹線・地下鉄「新神戸駅」下車徒歩約10分 シティーループバス「北野異人館」下車徒歩約8分 |
2.南京町で中華グルメを食べ歩き
横浜・長崎と並んで日本三大中華街の一つとされる南京町は、食べ歩きスポットとして大人気!
約100軒もの中華料理店が集結しているので、どこで食べるか迷ってしまいますが、今回は初めてなら絶対に食べておきたいド定番グルメを2店ご紹介します。
老祥記の豚まん
ここの豚まんを食わずして南京町を語るべからず!
南京町広場の前に店を構える老祥記(ろうしょうき)は大正4(1915)年創業の老舗で、豚まん発祥の店とされています。
小ぶりな豚まんは口の中で肉汁が広がりとてもジューシー!
連日大行列ができますが、回転率が早いのでさほど待ち時間はかかりません。
夕方には売り切れることもあるので注意が必要です。
住所 | 神戸市中央区元町通2-1-14 |
営業時間 | 10:00~18:30(売り切れ次第閉店) |
定休日 | 月曜日 |
主なメニュー | 豚まん 1個100円(3つより) |
アクセス | JR・阪神 「元町駅」下車徒歩約5分 市営地下鉄海岸線「旧居留地・大丸前駅」下車徒歩約3分 |
YUNYUNの焼小龍包
おしゃれな外観が印象的なYUNYUN(ユンユン)は、テレビ番組でも度々紹介される超人気店です。
おすすめは焼小龍包!
カリカリに焼き上げられた皮から溢れ出す熱々の肉汁がたまりません。
やみつきになること間違いなしです!
住所 | 神戸市中央区栄町通1-3-17 |
営業時間 | 11:00〜19:00(2階客席は18:00まで) |
定休日 | 不定休 |
主なメニュー | 焼小龍包 3個350円 福建焼ビーフン 400円 |
アクセス | JR・阪神 「元町駅」下車徒歩約5分 |
3.旧居留地でレトロ散歩
かつて外国人の居留地だったこのエリアには、当時の面影を残すレトロなビルが建ち並び、散歩するだけで楽しいです。
毎年12月には通りや広場がイルミネーションで彩られる神戸ルミナリエも大人気。
今回は数多くあるレトロビルの中でも代表的な2棟をご紹介します。
神戸商船三井ビルディング
大正11(1922)年に元大阪商船神戸支店として建てられたこのビルは、旧居留地のシンボル的存在です。
建設当時としては希少な7階建ての「高層ビル」で、重厚さを感じさせます。
住所 | 神戸市中央区海岸通5 |
アクセス | JR・阪神 「元町駅」下車徒歩約6分 市営地下鉄海岸線「旧居留地・大丸前駅」下車徒歩約3分 |
シップ神戸海岸ビル
レトロな建物の上に近代的な建物が乗っかったユニークな外観。
阪神淡路大震災と倒壊後、15階建てに改築されてこのようになりました。
住所 | 神戸市中央区海岸通3 |
アクセス | JR・阪神 「元町駅」下車徒歩約7分 市営地下鉄海岸線「旧居留地・大丸前駅」下車徒歩約3分 |
4.メリケンパークで港町神戸を満喫
“神戸らしさ”を味わうならココ!
メリケンパークはメリケン波止場と中突堤の間の埋め立てて作られた公園。
園内には神戸ポートタワーがそびえ立ち、これぞ神戸!という風景を眺めることができます。
神戸ポートタワー
赤い鼓のような形が特徴的な港町神戸のランドマーク。
日本で初めてライトアップが行われた記念すべき建造物でもあります。
展望台からは神戸の街並みや六甲山を一望できますよ。
住所 | 神戸市中央区波止場町5-5 |
営業時間 | 9:00~21:00/12月~2月末 (9:00~19:00) ※最終入場はいずれも終了の30分前まで |
定休日 | 年中無休 |
料金 | 700円 |
アクセス | JR・阪神 「元町駅」下車徒歩約15分 市営地下鉄海岸線「みなと元町駅」下車徒歩約5分 |
神戸海洋博物館
帆船の帆と波をイメージした白い屋根が特徴的な海事博物館。
館内では神戸港の歴史を学ぶことができます。
住所 | 神戸市中央区波止場町2-2 |
営業時間 | 10:00~17:00(最終入館は16:30まで) |
休館日 | 月曜日(月曜日が祝日の場合は開館翌日振替休館) 年末・年始(12月29日~1月3日) |
入館料 | 600円 |
アクセス | JR・阪神 「元町駅」下車徒歩約15分 市営地下鉄海岸線「みなと元町駅」下車徒歩約5分 |
神戸ポートタワーと神戸海洋博物館は共通券がおトク!
神戸ポートタワーは展望台に登るには700円、神戸海洋博物館は600円の入場料が必要ですが、共通券を利用すれば合わせて1000円で入場できます。
個別で購入するより300円おトクですよ!
5.神戸ハーバーランドでショッピング&夜景
神戸ハーバーランドは神戸港の西側にある再開発地区の総称で、umieをはじめとする大型商業施設が集まっています。
夜景を鑑賞するならハーバーランドがおすすめ!
ガイドブックなどでよく見かける上の写真はハーバーランドからメリケンパークを見た風景です。
umie
「モザイク」「ノースモール」「サウスモール」の3エリアからなる大型商業施設。
225の専門店が集まり、ファッション、グルメ、映画、アミューズメントとなんでも揃っています。
住所 | 神戸市中央区東川崎町1-7-2 |
営業時間 | 10:00~21:00 ※一部店舗は異なります。 |
アクセス | JR神戸線「神戸駅」下車徒歩約5分 市営地下鉄海岸線「ハーバーランド駅」下車徒歩約5分 阪急・阪神神戸高速線「高速神戸駅」下車徒歩約10分 |
定番5スポットを回る順番、所要日数は?
神戸は主要な観光スポットが密集しているので、1日あれば十分満喫することができます!
今回紹介した5スポットを1日で回る場合、三宮駅または新神戸駅で下車したらまずは山側の北野エリアに向かい、海側に下っていくのがおすすめ!
午前中に北野異人館街を見て回り、南京町でランチ、午後に旧居留地、メリケンパークを散策し、ハーバーランドで夜景を鑑賞するのが良いでしょう。
各エリア間は徒歩移動が基本ですが、周遊バスも通っているので歩き疲れても安心です。
まとめ
いかがでしたか?
今回紹介したのは定番中の定番スポットのみですが、これだけでも十分満喫できるでしょう!
ぜひともご旅行の参考にしていただければ幸いです。