京阪神エリアから北陸方面への移動に便利な湖西線経由の新快速。
京都や大阪、三ノ宮から敦賀まで直通しており、特別料金なしで乗車できるので、移動費を節約したい人にとってはとても有り難い手段です。
特に青春18きっぷのシーズンには重宝します。
しかし座席を確保しなければ長時間立ちっぱなしとなり、苦痛な道のりとなってしまいますよね…。
そこで今回は、湖西線経由の新快速で確実に座席を確保できる裏ワザをご紹介します。
北陸方面へは湖西線経由の新快速で
新快速には、琵琶湖線(大津・草津・米原)経由と、湖西線(堅田・近江舞子・近江今津)経由の2種類があります。
どちらに乗っても北陸方面へ行くことができますが、湖西線経由が断然おすすめです。
湖西線経由の新快速は大半が敦賀まで直通運転しており、京都から敦賀まで1時間30分で行くことができます。
一方で琵琶湖線経由の新快速は敦賀まで直通運転している本数が少なく、京都から敦賀まで2時間以上かかってしまいます。
湖西線の方が30分以上も速いわけですね。
ただし、湖西線経由の新快速は1時間に1本しか運行されていないので、注意が必要です。
昼間時間帯なら、大阪駅毎時15分、京都駅毎時45分発車となります。
【注意】敦賀直通は前4両のみ
湖西線経由の新快速は基本的に12両で運転していますが、敦賀まで直通運転するのは前4両のみで、後ろ8両は近江今津止まりとなります。
近江今津以北の駅のホームの長さが4両までしか対応していないため、切り離しを行うわけですね。
つまり後ろ8両に乗車した場合、近江今津駅で前の車両に移動する必要があります。
それなら最初から前4両に乗るべきなのかというと、そうとは限りません。
【裏ワザ】あえて後ろの車両に乗るのがおすすめ!
個人的におすすめしたいのが、あえて後ろの車両に乗車し、近江今津で前の車両に移動するという方法です。
なぜなら、敦賀直通の前4両はかなり混雑しているからです。
京都駅を出てもほぼ全ての席が埋まっていることが多く、座席を確保するのは困難を極めます。
仮に座れたとしても、乗客が多いので快適とはいえません。
長距離移動の人はみんな前4両に乗車するので当然ですね。
一方、後ろ8両は京都駅で下車する人や、湖西線内の大津京や堅田などの地元民しか利用しないので、空いていることが多いのです。
特におすすめしたいのが、最後尾の12両目!
私の経験上、京都駅を出た頃には窓側の席を確保でき、湖西線内でも乗客が少しずつ減っていって、堅田駅を出た頃にはガラガラです。
車両内の乗客が自分一人だけの時もあり、とても快適な移動ができますよ。
近江今津から先は座れるの?
後ろの車両に乗れば近江今津までは快適でも、そこから先は座れるのか?
という疑問が残りますよね。
結論から言うと、残念ながら窓側には座れない可能性が高いです。
通路側がいくつか空いている程度で、立ち客もいる状態になっていることが多いです。
ただし、4駅先の近江塩津駅で米原方面への乗換客が大勢下車するので、近江塩津~敦賀間は座れる可能性が高くなります。
近江今津~近江塩津の所要時間は18分。
この18分間は立つことになりますが、大阪や京都からずっと立ちっぱなしに比べたら断然マシですよね。
18分間立つことを我慢して、近江今津まで後ろの車両に乗車することを強くおすすめします!
また、大回り乗車など、近江塩津から米原方面へ乗り換える場合や、メタセコイア並木の最寄りのマキノ駅など、近江今津~近江塩津間の途中駅で下車する場合も、近江今津まで後ろの車両に乗車するのがおすすめです。
まとめ
- 北陸方面への移動は湖西線経由の新快速がおすすめ。
- 湖西線新快速は前4両が敦賀直通、後ろ8両は近江今津止まり。
- 敦賀直通の前4両は混雑する場合が多い。
- 後ろ8両は空いているので、あえて後ろの車両に乗車し、近江今津で前の車両に移動するのがおすすめ。
- ただし近江今津~近江塩津間の18分は座れない可能性が高い。