服部天神駅の治安は悪い？住みやすさを徹底調査！【過去に大きな事件も…】

豊中市服部天神は下町の色合いが強く、治安が心配な街です。

駅名の通り、近くに服部天神宮があり、地元では「足の神様」として親しまれています。

住所は豊中市なので北摂エリアに該当しますが、北摂の閑静な住宅街のイメージとは異なり、どちらかといえばコテコテの大阪の下町という雰囲気。

改札口を出ると最初に目に入る建物がパチンコ屋であり、駅前商店街には居酒屋が軒を連ねています。

仕事帰りや休日にワイワイ飲みたい方には住みやすい街ですが、女性の方や子育て中の方には治安が気になるところです。

今回は、そんな服部天神の住み心地を、治安・家賃相場・交通アクセス・買い物の利便性・災害リスクなど、さまざまの観点から調査しました！

服部天神のデータ

住みやすさ

メリット

• 駅前に商店街があり、居酒屋が充実している
• 駅から徒歩10分圏内にスーパーが4件ある

デメリット

• 普通列車しか停まらない
• 1路線しか利用できない
• 開かずの踏切があり、ラッシュ時には渋滞する
• 酔っぱらいが多く、治安があまり良くない
• 大型商業施設がない

家賃相場

一人暮らし向け物件の家賃の平均は4万円台と、手頃な相場になっています。

築年数にこだわらなければ、安い物件を探せば2万円台から見つかるみたいですよ。

豊中市内の阪急宝塚線沿線は、大阪の都心部に近い立地でありながら、全体的に家賃が手頃なので、周辺駅も合わせて検討してみるのがおすすめです。

周辺駅との比較

【参考】阪急宝塚線の家賃相場情報｜CHINTAI

※家賃相場は時期によって変動するので、ご了承ください。

交通アクセス

服部天神駅は、阪急宝塚線の普通列車のみの停車駅です。

とはいえ、大阪梅田まで5駅で約12分と近い立地なので、大きなデメリットにはならないと思います。

日中は上り・下りともに10分に1本の間隔で普通列車が発着し、平日のラッシュ時間帯には本数が増加します。

改札口は上下線ホームで分かれていて、改札内でのホーム間の移動はできない構造なので、間違って入らないよう注意が必要です。

バス路線は駅から約150m東（徒歩約3分）の国道176号沿いに阪急バスの「服部」停留所があり、新大阪やJR吹田行きのバスが発着しています。

周囲は阪急宝塚線以外の鉄道路線が通っていないので、阪急線が遅延や運転見合わせになった際は、バスの利用も考えられますが、どの路線も本数は1時間に1本程度なので、利用する際は時刻表を確認しておくことをおすすめします。

主要駅へのアクセス

治安

服部天神駅がある豊中市の犯罪発生率は、大阪府内の74市区町村中60位と低い順位です。豊中市といえば、閑静な住宅街のエリアで治安が良さそうなイメージがありますよね…。

【参考】大阪府の犯罪発生率番付｜日本☆地域番付

しかし、服部天神駅周辺はかなり下町の色合いが強いエリアであり、豊中市のイメージだけでこの街を選ぶと痛い目を見ますよ。

駅前一等地がパチンコ屋だし、周辺は飲み屋が多く、酔っぱらいのおじさんがよくウロウロしているので、特に女性の方にとっては心配です。

2015年に発生した殺人事件も記憶に新しいです。

【参考】滝畠裕美さん殺人事件で上原亮宏容疑者を逮捕-豊中市服部西町 服部駅｜ニュース速報Japan

服部天神駅は大阪平野の北端部に位置し、少し北へ行けば千里丘陵に差し掛かります。そこを境界に街の雰囲気がガラッと変わり、1駅隣の曽根駅から北側は閑静な住宅街のエリアが続くので、治安が気になる方は、そちらで住まいを探すのがおすすめですよ。

近年の事件

【参考】ガッコム安全ナビ

買い物環境・物価

スーパーは駅西側にライフ、駅東側にフレスコがあります。

10分ほど歩けばお財布にやさしい業務スーパーもあり、節約したい方はこちらを利用すると良いでしょう。

駅周辺にはドラッグストアや100円ショップも揃っているので、普段の買い物には困りません。

ただし、大型スーパーやショッピングモールはないので、大きな買い物は梅田などへ出ることになるでしょう。

下の表は駅周辺のスーパーをまとめたものです。

飲食店

駅の東西に昔ながらの下町情緒が残る商店街が広がり、居酒屋がたくさんあるので、お酒を飲むのが好きな方には嬉しい環境です。

飲食店も個人経営の美味しいお店が充実しているので、外食派の方も食事に困ることはありません。

チェーン店はあまり多くありませんが、王将、宮本むなし、モスバーガーなどがあります。

下の表は駅周辺の主な飲食チェーン店をまとめたものです。

災害リスク

洪水

服部天神駅周辺では、猪名川や神崎川の洪水リスクがあります。

豊中市浸水ハザードマップによると、駅周辺の多くの地域が、0.5～3.0m未満の洪水浸水想定区域に指定されているようです。

浸水深が2.0mを超えると、2階の軒下まで浸水してしまい危険なので、大雨や台風の際は、十分警戒すべきでしょう。

また、駅東側の天竺川沿いでは、家屋倒壊等氾濫想定区域にも指定されているようなので、近くに住む場合は、より一層の注意が必要です。

【参考】豊中市浸水ハザードマップ

高潮

服部天神駅周辺では、高潮のリスクもあります。

豊中市高潮ハザードマップによると、駅周辺では、0.5～3.0m未満の高潮浸水想定区域に指定されている場所があるようなので、こちらも警戒が必要です。

【参考】豊中市高潮ハザードマップ

地震

服部天神駅周辺で大地震が発生した場合に想定される震度は、以下の通りです。

上町断層帯地震：6強

六甲・淡路島断層帯地震：6弱～6強

南海トラフ巨大地震：6弱

大きな被害を受ける危険性が潜んでいますので、出来る限りの備えはしておくことをおすすめします。

【参考】わが家の防災マップ【防災マニュアル保存版】前編

服部天神の住みやすさまとめ

• 豊中市や北摂の閑静な住宅街のイメージとは違い、ディープな下町のエリア。

• 飲み屋が多く、男性の方の一人暮らしにはおすすめだが、女性の方にとっては治安が心配。

• 大型商業施設はないが、駅の東西にスーパーがあり、普段の買い物には困らない。

• 普通列車のみの停車駅で、大阪梅田までは5駅で約12分。

• 駅前の踏切はラッシュ時には開かずの踏切となり、渋滞するので注意。

• 駅南側は名神高速道路や内環状線が通っているので、騒音や排気ガスが気になるかも。

• 洪水や高潮のリスクがあり、警戒が必要。

• 服部緑地は1駅隣の曽根駅の方が近い。

• 服部天神～曽根駅間で街の雰囲気が変わり、曽根駅から北側は閑静な住宅街のエリアなので、治安が気になる方におすすめ。