苦楽園口駅の住みやすさは？人気の高級住宅街を徹底調査！治安は良いが…

苦楽園口はとても治安が良く、上品で景観が美しい街です。

駅西側に広がる苦楽園エリアは、関西屈指の高級住宅街となっています。

また、駅前の夙川沿いに整備された夙川公園は桜の名所であり、春には花見が楽しめます。

今回は、そんな苦楽園口の住みやすさを、治安・家賃相場・交通アクセス・買い物の利便性・災害リスクなど、さまざまの観点から調査しました！

苦楽園口のデータ

住みやすさ

メリット

• 閑静な住宅街で、治安が良い
• おしゃれなカフェが点在
• 大きな公園があり、緑が豊富
• 関西屈指の桜の名所があり、花見が楽しめる

デメリット

• どこへ行くにも夙川で乗り換えが必要
• 駅周辺は高級スーパーしかなく、物価が高い
• 坂道が多い

家賃相場

高級住宅街だから家賃は高そう…というイメージを持たれている方が多いと思いますが、1Kで平均5万円ほどなので、特別高いわけではありません（下町エリアよりは高めですが）。

安い物件を探せば、築年数は古くなりますが、2万円台から見つかるようですよ。

周辺駅との比較

【参考】阪急甲陽線の家賃相場情報｜CHINTAI

※家賃相場は時期によって変動するので、ご了承ください。

交通アクセス

苦楽園口駅は阪急甲陽線というローカル線沿線なので、基本的にどこへ行くにも1駅隣の夙川駅で阪急神戸線への乗り換えが必要になります。

それでも朝ラッシュの時間帯には1時間に7～8本運行されていますし（他の時間帯も5～6本）、乗り換えの夙川駅は特急が停車するので、大阪梅田や神戸三宮へのアクセスは悪くありません。

また、駅から徒歩3分ほど離れた街の中心部に「苦楽園口」バス停があり、西宮北口やJR西宮、JR芦屋行きなどのバスが運行されています。

主要駅へのアクセス

治安

駅西側の苦楽園エリアは「西宮七園」の一つに数えられる関西屈指の高級住宅街で、文化人や財界人の豪邸が建ち並んでいます。

街並みも道を歩く人々もとても上品な雰囲気で、関西の下町のようなガラの悪さとは無縁です。

ただ、桜の名所でもあるので、花見の季節になると一変して賑やかになります。　

近年の事件

【参考】ガッコム安全ナビ

買い物環境・物価

やはり高級住宅街なので、街の中心にあるスーパーも高級スーパーの「いかり」です。

それ以外の一般的なスーパーへは徒歩10分以上かかるので、普段から「いかり」を利用するくらい経済的に余裕がないと苦しいでしょう。

大型商業施設などはなく、大きな買い物は西宮北口あたりまで出る必要があります。

下の表は駅周辺のスーパーをまとめたものです。

飲食店

駅周辺はおしゃれなカフェが点在し、カフェ巡りが楽しめます。

有名な上島珈琲店の本店もありますよ。

その一方で牛丼屋などの大衆向けのチェーン店はほとんどないので、そういった店の利用頻度が高い方にとっては不便でしょう。

下の表は駅周辺の主な飲食チェーン店をまとめたものです。

災害リスク

土砂災害

六甲山系の山手に住宅地が広がっているため、土砂災害の危険性があります。

兵庫県CGハザードマップによると、駅の近くでは駅西側の西宮市桜町や、夙川上流の西平町などで土砂災害警戒区域に指定されている場所があるようなので、十分な警戒が必要です。

洪水

街の南北に流れる夙川はさほど大きな川ではありませんが、洪水の可能性があり、ハザードマップによると、夙川の東岸地域を中心に0.5～3.0m未満の浸水想定区域に指定されているようです。

また、夙川沿いは河岸侵食による家屋倒壊等氾濫想定区域にも指定されています。

川の近くに住むなら常日頃から避難場所を確認しておき、大雨や台風の際は十分警戒すべきでしょう。

【参考】兵庫県 CGハザードマップ（地域の風水害対策情報）

苦楽園口の住みやすさまとめ

• 駅周辺は閑静な住宅街が広がり、上品な雰囲気で治安が良い。

• 関西有数の桜の名所「夙川公園」があり、春には花見が楽しめる。

• 駅近くのスーパーは高級スーパーの「いかり」しかなく、物価が高い。

• おしゃれなカフェが点在する一方、飲食チェーン店は少ない。

• どこへ行くにも夙川で乗り換えが必要だが、電車の本数は多い。

• 坂道が多いので、自転車を利用するなら電動アシスト機能必須。

• 洪水や土砂災害のリスクがあるので、警戒が必要。