大阪梅田駅から神戸元町駅までを結ぶ「阪神本線」。
通勤・通学の利便性が高く、庶民的で親しみやすい街が多い路線です。
そんな阪神沿線で最も住みやすい街はどこなのか、気になりますよね?
治安・交通アクセス・買い物の利便性・飲食店の充実度・家賃相場の5項目を中心に、街の雰囲気や自然の多さなどの周辺環境も考慮して、沿線で住みやすい街をランキングにしました。
阪神沿線の特徴
阪神本線は大阪梅田駅から神戸の元町駅までを結ぶ鉄道路線です。元町駅から先は神戸高速線・山陽電鉄本線と直通運転しており、明石や姫路方面へも1本でアクセスできます。
また、尼崎駅から阪神なんば線・近鉄奈良線に直通する電車も運転されており、大阪ミナミや奈良方面へのアクセスにも便利です。
大阪~神戸間を結ぶ鉄道路線は阪神本線の他にJR神戸線(東海道本線)、阪急神戸線がありますが、阪神本線は3路線のうち最も海側(南側)を通っています。
阪急沿線がおしゃれなで上品なイメージが強いのに対し、阪神沿線は下町情緒が残る庶民的な街が多いのが特徴。甲子園や芦屋などの高級住宅街もありますが、沿線全体の平均的には物価が安い傾向にあるので、節約したい方におすすめです。
阪神沿線の住みやすい街ランキング
第5位:甲子園駅
阪神沿線の住みやすい街ランキング第5位は、西宮市にある「甲子園駅」です。
甲子園駅は一部の直通特急を除いたほぼ全ての電車が停車し、大阪梅田駅まで約13分、神戸三宮駅まで約18分でアクセスできます。
高校野球の会場や阪神タイガースの本拠地として有名な「阪神甲子園球場」の最寄駅であり、野球の試合の日には大勢の観客で賑わいますが、駅前から離れると閑静な住宅街が広がっており、「西宮七園」と呼ばれる七つの高級住宅街の一つに数えられています。
駅前には商業施設「Corowa甲子園」、さらに徒歩約5分の場所に「ららぽーと甲子園」があり、日常の買い物から休日のショッピングまで賄える便利な街です。
ただし、阪神沿線の他の街と比較して家賃相場や物価が高いのがデメリットとなります。
甲子園駅のメリット
- 直通特急や快速急行が停車し、大阪・神戸どちらへ行くにも便利。
- バス路線が充実しており、近隣の移動に便利。
- 複数の商業施設があり、ショッピングが楽しめる。
- 飲食店が多く、外食に便利。
- 閑静な住宅街が広がり、洗練された街並み。
甲子園駅のデメリット
- 野球の試合がある日は観客で混雑する。
- 周辺駅と比較して家賃や物価が高い。
- 阪神高速道路が通っており、騒音や排気ガスが気になる。
- 洪水や高潮などのリスクがある。
甲子園駅のもっと詳しい住みやすさはこちら↓
第4位:西宮駅
阪神沿線の住みやすい街ランキング第4位は、西宮市にある「西宮駅」です。
西宮駅は区間特急以外の全ての電車が停車し、大阪と神戸の中間あたりに位置しているので、どちらへ行くにも便利な立地です。
また、JR京都線のさくら夙川駅も徒歩圏内にあり、こちらも利用可能です。
駅周辺には西宮市役所や、えびす神社の総本社「西宮神社」があります。駅南側は繁華街が広がっていますが、駅北側は穏やかな雰囲気で、高級住宅街の「夙川」にも程近いエリアです。
駅前に24時間営業のスーパー「ダイエー」があるので、深夜や早朝でも買い物ができて便利です。
阪急神戸線の西宮北口駅と比較するとブランド力が低く地味な印象ですが、利便性は負けずとも劣りませんよ。
西宮駅のメリット
- 直通特急や快速急行が停車し、大阪・神戸どちらへ行くにも便利。
- JRさくら夙川駅も徒歩圏内にあり、2路線利用できる。
- 駅前に24時間営業のスーパーがあり、買い物に便利。
- 飲食店や居酒屋が充実している。
西宮駅のデメリット
- スーパーの数が少ないので、使い分けられない。
- 近年は事件が多く、治安が少し心配。
- 洪水や高潮などのリスクがある。
西宮駅のもっと詳しい住みやすさはこちら↓
第3位:福島駅
阪神沿線の住みやすい街ランキング第3位は、大阪市福島区にある「福島駅」です。
福島駅は大阪梅田駅の1駅隣にあり、阪神線の他にもJR大阪環状線の福島駅や、JR東西線の新福島駅も利用できます。
駅周辺はオフィス街が広がっていますが、昔ながらの商店街があり、下町っぽい一面もあります。
グルメの激戦区であり、おしゃれなレストランからコスパの良い定食屋さんまで揃っているので、外食派の方にはたまらないスポットです。
スーパーは駅から徒歩10分以内に9軒あり、買い物環境が充実しています。
大阪の中心に近いエリアなので家賃相場は高めですが、梅田周辺よりは少し安く住めますよ。
福島駅のメリット
- 大阪梅田駅の1駅隣にあり、梅田エリアへは徒歩でも行ける。
- JR大阪環状線や東西線も利用できる。
- 安い飲食店が充実している。
- スーパーが多く、買い物に便利。
デメリット
- 家賃相場や物価が高い。
- 交通量が多く、騒音や排気ガスが気になる。
- 淀川の洪水や高潮のリスクがある。
福島駅のもっと詳しい住みやすさはこちら↓
第2位:新在家駅
阪神沿線の住みやすい街ランキング第2位は、神戸市灘区にある「新在家駅」です。
新在家駅は普通電車のみの停車駅ですが、神戸三宮駅まで10分以内でアクセスできる便利な立地です。
また、JR六甲道駅まで徒歩約8分で行けるので、こちらも利用できます。
駅周辺は灘区の中心地に近く、商業施設や飲食店が充実しています。
スーパーは駅から徒歩10分以内に9軒もあり、激安店も豊富で買い物の利便性が抜群です。駅南側にはおしゃれなショッピングセンター「サザンモール六甲B612」があります。
家賃相場や物価が安めなので、コスパ良く暮らせる穴場な街ですよ。
新在家駅のメリット
- 神戸三宮駅まで10分以内で行ける。
- JR六甲道駅も徒歩圏内で、2路線利用できる。
- スーパーが多く、日常の買い物に便利。
- 近くにショッピングモールがある。
- 飲食店や居酒屋が充実している。
- 区役所が近くて便利。
- 家賃相場や物価が安い。
新在家駅のデメリット
- 普通電車しか停まらない。
- 交通量が多く、騒音や排気ガスが気になる。
新在家駅のもっと詳しい住みやすさはこちら↓
第1位:御影駅
阪神沿線の住みやすい街ランキング第1位は、神戸市東灘区にある「御影駅」です。
御影駅は快速急行を除いた全ての電車が停車駅し、神戸三宮駅まで直通特急なら1駅でアクセスできます。
また、JR住吉駅まで徒歩約12分、阪急御影駅まで徒歩約15分の距離にあり、少し歩くとはいえ利用できる圏内です。
「御影」といえば高級住宅街のイメージが強いですが、阪神御影駅周辺は庶民的な親しみやすい雰囲気で、家賃相場も安めになっています。
駅前にショッピングセンター「御影クラッセ」があり、スーパー、ドラッグストア、100円ショップなどが揃っているので、日常の買い物には困りません。
阪急御影駅の方が住みたい街としては人気が高いですが、利便性では阪神御影駅に軍配が上がります。
御影駅のメリット
- 特急の停車駅で、神戸三宮駅まで1駅で行ける。
- 少し歩けばJR住吉駅や阪急御影駅も利用できる。
- 駅前に商業施設があり、買い物に便利。
- 飲食店が充実している。
御影駅のデメリット
- 高級志向のスーパーが多く、物価がやや高い。
- 同名の阪急御影駅周辺と比較するとブランド力が低い。
御影駅のもっと詳しい住みやすさはこちら↓