【最悪】大阪に転勤が決まった…治安が悪そうで怖い!【安全で住みやすい街はどこ?】

大阪府

急に決まる転勤は嫌ですよね…。

これまで築いてきた人間関係がリセットされ、新たな土地で一からやり直さなければいけず、どうしてもブルーな気分になってしまいます。

中でも「大阪」への転勤が言い渡され、不安を感じている方もいるのではないでしょうか。

大阪といえば、「犯罪が多くて治安が悪そう」「会話にオチがないとキレられそう」「標準語で喋るといじめられそう」など、なんとなく怖いイメージを抱いている方も多いと思います。

しかし、一口に大阪といっても、地域によって雰囲気は異なりますよ。

そこで今回の記事では、大阪の中でも比較的治安が良く、「コテコテの大阪」感も控えめで、転勤族の方に住みやすい街をご紹介します!

大阪の治安は悪い?

大阪は犯罪が多くて治安が悪い、というイメージを抱いている方は多いのではないでしょうか。

確かにテレビや新聞で事件のニュースを見ると、やたら大阪で発生していることが多く、「また大阪か…」と感じることがよくあります。

ネット掲示板では、犯罪は「大阪の日常」揶揄されたりするくらいです。

実際に、大阪府の犯罪発生率(人口100人あたりの犯罪件数)は、47都道府県で最も高い数字になっています。

【参考】都道府県の犯罪発生率番付|日本☆地域番付

大阪は本当に危険なのか?

では、大阪に住んで生活するのは犯罪リスクが高くて危険なのでしょうか?

先に結論を言いますと、普通に生活しているだけで犯罪に巻き込まれることはまずありません!

筆者は生まれてこの方ずっと大阪に住んでいますが、危険な目に遭ったことは一度もありませんよ(笑)

大阪に対して東南アジアのスラム街みたいなイメージを抱いている方もいるかもしれませんが、そんなことはなく、基本的には普通に安全な街なので、そこは安心してください。

しかし、ガラが悪いのは事実で、不良・ヤンキー・チンピラが多いことは否めません。阪神タイガースが優勝すると道頓堀川に飛び込むなど、頭のネジが外れた人もいます。

また、大阪人は「せっかちな人が多くキレやすい」「お節介で余計な世話を焼いてくる」「声が大きく喋り方が下品」「会話に必ずオチを求めてくる」などの特徴があり、その独特のノリが苦手の方もいるのではないでしょうか。

ただし、それも地域によるので、大阪でもイメージとは異なる上品な雰囲気の街もありますよ。

転勤族に住みやすいエリアは?

大阪のノリが苦手なら「北摂」エリアがおすすめ!

上の地図を見ての通り、大阪は「大阪市」「堺市」「北摂」「河内」「泉州」の5つのエリアに分けられます。

その中で北摂(ほくせつ)エリアは大阪市の北側に位置し、豊中市・吹田市・池田市・箕面市・摂津市・茨木市・高槻市の7市と、島本町・豊能町・能勢町の3町で構成されています。

鉄道路線はJR東海道本線や、阪急、北大阪急行などが通っていて、梅田や新大阪へのアクセスが良く、大阪の都心部に通勤される方にはとても便利な立地です。

北摂エリアは新興住宅街が多く開発され、戦後に移住してきた人も多いため、他のエリアと比較して、いわゆる「コテコテの大阪」感が控えめで、閑静な住宅街が広がる住みやすいエリアとして、根強い人気を誇ります。

教育に力を入れている学校が多いので、子育て中のファミリーにも良質な住環境が整っています。

一方で「河内」や「泉州」は世間での大阪のイメージに近く、人情に厚い人が多いという良さがありますが、ガラが悪く、公立の小中学校には不良が多いです。

というわけで、治安が心配な方、大阪のノリに苦手意識を感じている方には、北摂エリアがおすすめです。

大阪が嫌なら兵庫県に住むのもあり!

土地勘がない方は、勤務地が大阪なのに兵庫県?と思うかもしれませんが、大阪市内の中心部から兵庫県はかなり近く、大阪~神戸間は電車で30分もかかりません。

大阪と神戸の間のエリアは「阪神間」と呼ばれ、日本屈指の高級住宅街として知られる芦屋市、甲子園球場がある西宮市、ダウンタウンの地元の尼崎市、宝塚歌劇で有名な宝塚市などがあります。

阪神間エリアでは、大正~昭和初期にかけて、阪急電鉄などによって富裕層に向けた住宅街が開発され、文化人や財界人が多く移住し、「阪神間モダニズム」という独自の文化が生まれました。

現在でもおしゃれな住宅街として人気を博し、西宮北口・夙川・芦屋川など、関西の住みたい街ランキングで上位に入る街が多く存在しています。

これらのエリアは基本的に治安が良く、関西でありながら標準語で話す人の割合も多いので、転勤族の方にはとても住みやすい環境ですよ。

ただし、阪神間でも尼崎市だけは大阪文化が根強く、コテコテのド下町なので、注意が必要です。

また、海側を通る阪神沿線は下町の色合いが強く、山側を通る阪急沿線はおしゃれな住宅街の色合いが強いので、大阪や関西のノリが苦手な方には阪急沿線がおすすめです。

転勤族におすすめの沿線

それでは、北摂・阪神間エリアから、特に転勤族におすすめの沿線をピックアップします。

交通アクセスの良さが抜群の「北大阪急行」沿線

「北大阪急行」という路線名は馴染みがない方も多いと思いますが、大阪の大動脈である地下鉄「御堂筋線」と直通運転しているので、新大阪・梅田・心斎橋・なんば・天王寺など、大阪の中心部へ乗り換えなしでアクセスできます。

2023年度には終着駅の千里中央駅から箕面市方面へ延伸予定で、さらに交通の便が良くなる見込みです。

日本初のニュータウンとして知られる「千里ニュータウン」を南北に貫き、沿線は緑が豊富で落ち着いた住環境が整っています。

沿線の街の傾向としては、江坂駅は単身者におすすめ、緑地公園駅~千里中央駅はファミリーにおすすめです。

北大阪急行沿線おすすめの街① 江坂駅

江坂は新大阪まで2駅、梅田まで5駅という便利な立地で、買い物環境や飲食店が充実していて住みやすい街です。

駅前に「江坂ウエストサイドストリート」という大阪らしからぬおしゃれな名前の通りがあり、数多くの商業施設が軒を連ねています。

スーパーは駅から徒歩5分圏内に6軒もあり、普段の買い物の利便性も抜群。

転勤族が多く住んでいる街なので、大阪のノリが苦手な方には特におすすめできる街です。

江坂駅のもっと詳しい住みやすさはこちら↓

北大阪急行沿線おすすめの街② 緑地公園駅

緑地公園駅周辺は、緑が多くとても環境が良い街です。

大阪四大緑地のひとつに数えられる「服部緑地」が駅のすぐ近くにあり、お出かけが散策が楽しめます。

スーパーは駅東側に阪急オアシス、駅西側にフレスコがあり、普段の買い物には困りません。

ただ、丘陵地帯なので急な坂道が多く、自転車を利用するなら電動アシスト機能が欲しいところです。

緑地公園駅のもっと詳しい住みやすさはこちら↓

北大阪急行沿線おすすめの街③ 千里中央駅

北大阪急行の終着駅(延伸後は途中駅)の千里中央は、駅名の通り千里ニュータウンの中心地であり、商業施設が充実していてファミリーに住みやすい街です。

北大阪急行以外に大阪モノレールも接続しているので、大阪国際空港(伊丹空港)や、万博記念公園へのアクセスにも便利です。

駅周辺は高層マンションが建ち並ぶ近代的な街並みでありながら、公園も多くて緑が豊富な環境。

駅前には「せんちゅうパル」や「千里阪急」など複数の大型商業施設があるので、必要な物は駅前だけで何でも揃いますよ。

ただし、単身者向けの物件は少なく、ファミリー向けの街といえるでしょう。

千里中央駅のもっと詳しい住みやすさはこちら↓

閑静な住宅街が広がる「阪急宝塚線・箕面線」沿線

梅田と宝塚を結ぶ「阪急宝塚線」及び、そこから分岐する「阪急箕面線」沿線は、阪急が開発した住宅街が多くあり、とても住みやすいエリアです。

池田市には五月山公園、箕面市には箕面公園など、沿線には数多くの公園があり、緑が豊富でのびのび暮らせる環境が整っています。

高級住宅街が多い割には、家賃相場が手頃なのも嬉しいポイント。

ただし、阪急宝塚線沿線でも、庄内駅や服部天神駅は下町の色合いが強いので、治安が心配なは曽根駅から北側がおすすめです。

阪急宝塚線・箕面線沿線おすすめの街① 曽根駅

曽根駅周辺は昭和初期に阪急によって宅地開発されたエリアで、かつては「西の芦屋、東の曽根」と呼ばれるほどの高級邸宅街として知られていました。

現在でもその名残が見られ、閑静な住宅街が広がっています。

基本的に普通列車しか停まらない駅ですが、駅前には6階建てのダイエー、徒歩圏内に激安スーパーもあり、買い物の利便性が高い街です。

また、阪急宝塚線における服部緑地の最寄駅でもあり、徒歩約20分の距離です。

曽根のもっと詳しい住みやすさはこちら↓

阪急宝塚線・箕面線沿線おすすめの街② 豊中駅

豊中市の中心市街地である豊中駅周辺は、特に欠点がなく大阪でもトップクラスの住みやすさです。

急行の停車駅で、大阪梅田まで3駅でアクセスできる便利な立地。

駅直結の複合商業施設「エトレとよなか」をはじめ、駅から徒歩10分圏内にスーパーが6軒もあり、買い物環境が充実しています。

駅前から離れると閑静な住宅街が広がり、落ち着いた住環境が整っています。

豊中駅のもっと詳しい住みやすさはこちら↓

阪急宝塚線・箕面線沿線おすすめの街③ 石橋阪大前駅

阪急宝塚線と箕面線の分岐点で、全ての列車が停車する石橋阪大前駅は、駅名の通り大阪大学が近くにあり、学生街として賑わう街です。

そのため、駅周辺には居酒屋や飲食店が多く、外食派の方には嬉しい環境が整っています。

駅西側には昔ながらのアーケード商店街があり、昭和の雰囲気が残っていて活気があります。

北摂屈指の文教地区として知られているので、子育て中の方にもおすすめできる街です。

石橋阪大前駅のもっと詳しい住みやすさはこちら↓

阪急宝塚線・箕面線沿線おすすめの街④ 池田駅

インスタントラーメン発祥の地、池田市の中心市街地である池田駅周辺は、利便性と豊かな自然を兼ね備えた街です。

駅前には商業施設や公共施設が集まっていて便利な一方で、少し離れると閑静な住宅街という理想的な住みやすい環境が整っています。

石橋阪大前駅と同様、教育に力を入れている街なので、子育て中の方にもおすすめ。

駅北側には桜や紅葉の名所として知られる五月山公園があり、入場無料の動物園もあるので、お出かけにピッタリです。

池田駅のもっと詳しい住みやすさはこちら↓

阪急宝塚線・箕面線沿線おすすめの街⑤ 箕面駅

阪急箕面線の終着駅である箕面駅周辺は、大阪近郊でありながらとても自然豊かな街です。

日本の滝百選に選ばれている箕面大滝や、箕面温泉があり、北摂屈指の観光地として賑わっています。

駅周辺は買い物環境が整っているので、生活の利便性も決して悪くなく、自然に囲まれてのんびり暮らしたい方におすすめです。

箕面駅のもっと詳しい住みやすさはこちら↓

住みたい街で上位常連の「阪急神戸線」沿線

兵庫県の阪神間エリアなら「阪急神戸線」沿線がおすすめです。

大阪(梅田)にも神戸(三宮)にも乗り換えなしでアクセスできる便利な路線であるとともに、関西の住みたい街ランキングで1位に君臨する西宮北口をはじめ、夙川、芦屋川、岡本など、人気の街を多く抱えています。

これらの街にはおしゃれなカフェやレストランが点在し、大阪の汚いイメージとは正反対のリッチな暮らしができますよ。

しかし、高級すぎて普段使いの買い物の利便性がイマイチな街もあるので、注意が必要です。

阪急神戸線沿線おすすめの街① 武庫之荘駅

武庫之荘駅は尼崎市にありながら、閑静な住宅街が広がっていて治安が良く、転勤族にも住みやすい街です。

駅前はロータリーが整備され、そこから並木道が伸びる美しい街並みで、住所は尼崎だけど西宮や神戸のイメージに近い雰囲気です。

近くにバラの名所として知られる大井戸公園があり、緑が豊富で落ち着いた住環境が整っています。

スーパーは駅から徒歩10分圏内に6軒あり、激安スーパーから高級スーパーまで揃っているので、使い分けることができて便利です。

阪急神戸線沿線の中では家賃相場が安めなのでおすすめですよ。

武庫之荘のもっと詳しい住みやすさはこちら↓

阪急神戸線沿線おすすめの街② 西宮北口駅

SUUMOが行っている「住みたい街ランキング」関西版で4年連続1位を獲得している西宮北口駅は、特急が停車する主要駅で、大阪・神戸どちらにも15分以内にアクセスできる交通の便の良さが魅力です。

駅前には関西最大級のショッピングモール「阪急西宮ガーデンズ」があり、必要な物はここだけで何でも揃いますよ。

もちろん普段使いのスーパーも充実していて、激安スーパーのサンディもあるので便利です。

関西屈指の文教地区でもあり、駅周辺は学習塾が多く存在するので、子育て中の方にもおすすめです。

西宮北口のもっと詳しい住みやすさはこちら↓

阪急神戸線沿線おすすめの街③ 夙川駅

夙川駅は落ち着いた住環境でありながら、利便性も高くて住みやすい街です。

西宮北口の1駅神戸寄りに位置し、こちらも特急停車駅なので、大阪や神戸へのアクセスに便利です。

さらに、南へ徒歩約7分の距離にJRさくら夙川駅、徒歩約17分の距離に阪神西宮駅もあるので、駅南側のエリアに住めば3路線が利用できますよ。

駅周辺は豪邸が建ち並ぶ高級住宅街であり、駅名にもなっている夙川沿いは関西屈指の桜の名所として名高く、とても美しい街並みが広がっています。

ただし、最も高級住宅街の色合いが強い駅北側は買い物環境に乏しいので、利便性と住環境の良さの両立を求めるなら駅南側がおすすめです。

夙川駅のもっと詳しい住みやすさはこちら↓

まとめ

大阪は治安が悪くて怖いイメージを抱いている方は多いと思いますが、普通に生活しているだけで危険な目に遭うことはありません。

ただ、不良やチンピラが多くてガラが悪い場所はあるので、住まい探しの際はエリア選びが重要です。

大阪市の北側に位置する「北摂」エリアや、大阪と神戸の間の「阪神間」エリアは、閑静な住宅街が多くて治安が良く、大阪特有のクセの強さが控えめなので、転勤族の方におすすめですよ。

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